FUJIARCHIVES BLOG

ミラノデザインウィーク中に行われ、今年で6回目となるIsola Design Festivalのテーマは”Together as one”でした。たくさんのデザイナーが同時に展示をして、展示者と訪問者の関係性を刺激し、アイデアと知識をシェアしようというイベントである。本文ではIsola Districtで立ち寄った場所を紹介していきます。
Table of Contents

Isola Design Gallery

個人デザイナーやデザインスタジオによるハンドメイドやハンドクラフト、3Dプリンティングなどの様々な手法を用いて作られた家具、アート、プロダクトなどを展示するギャラリー。

このギャラリースペースはデザインコレクターや愛好家、スカウトが新たな形、型破りな材質、挑戦的なデザイン、カスタムメイドな家具などを求めて集まるIsola地区近郊での中心地となっている。

道に並ぶ大きな門をくぐると、Isolaアパートが並ぶ中のスペースにギャラリーブースがあってすごく雰囲気のいい場所だった。

今回の展示に参加しているデザイナーやスタジオの名簿は下記のリンクに。

https://isola.design/event?eventGK=RMX2AMAG&adminGiris=0&external=

ここからはIsola Design Galleryの展示で自分が注目したものをピックアップして紹介します。

新工芸舎/Shinkogeisya

新工芸舎は京都に拠点を置くデジタルファブリケーションである3Dプリンティングの技術とプラスティック樹脂を材料に使ったプロダクト制作をおこなうデザインスタジオ。

今回の展示に並ぶのは主なプロダクトシリーズである“tilde””nosemono”

Shinkogeisha Booth

tilde

熱溶解式3Dプリンタによって作られるプロダクトシリーズ。編むように樹脂を溶かして重ね合わせることでプロダクトを作り上げる特殊技法を採用している。

筒型のトレイや置物。近くで見ると三色きれいに積み上げられ、まさに”編まれている”のがよくわかる。
時計、ペン、ラジオ。単三電池駆動のポータブルAM/FMラジオは単色のテクスチャと共にハンドリングしやすいコンパクトな可愛らしさが際立つ。
積層角度を極限にまで浅くする、”透かし編み重ね”の技法を使ったランプシェード。見る角度によって光の木漏れ方が変わって非常に風情が感じられる。

nosemono

自然物を台座に使い、その上に台座の自然物を3Dスキャンして作り出した道具をのっける”nosemono”シリーズ。自然を規格化した姿に変えてしまうのではなく、人工物の方から自然に寄り添い見立てるような考え方で構成(nosemonoの公式説明より)。

石に乗っかる時計やセロテープ。石の凹凸にしっかり噛み合う形で道具の部分が立っていた。石との分離は手で簡単にできました。

Object Density

オランダのアイントホーフェンを拠点に活動するデザインスタジオ。Object Densityは、持続可能性とコミュニティの価値を伝えるためリサーチと文化的ナラティブの上に成り立つ芸術的なオブジェを作成している。廃棄物を利用して意識的なプロセスとある文脈からマテリアルを抜き取ることで新たに価値を作り出す。

The lens Luminaire collection

不完全なメガネレンズを使用したアートワーク。一枚ずつが持つ固有の美しさと独特の歪みが作品を照らす光の反射と透過によって強調されていた。

https://www.objectdensity.com/lens-luminaire

Cecilia Yoko Emy

Ceiliaはニューヨークのブルックリンを拠点とするアーティスト、家具デザイナー。彼女の作る作品は、必ずしもファンクショナルな家具ではなく、明色と大きな形にインスパイアされたアート又は彫刻のような特徴を持っている。

Tri-color Chair

Tri-color Chairはニューヨークの地下鉄にある黄色い錠剤の形をしたポールから着想を得た作品となっている。

ビビットな3色合いのインテリアチェア。屋内で使うことを念頭に、街中で見かけるバス停のベンチやバイクラックの様な高い機能性を省き、それらの形式的な言語である、明るい色、柔らかなカーブと角、重さ、質量を取り入れた作品と理解。

Juliana Maurer

Juliana Maurerはベルリンのアーティスト、デザイナー。作品の主人公と導き手になる材料に常に主眼をおいて、コントロールの可能性と不可能性を混ぜ合わせることで生まれる予測不能な結果を求める手法を取っている。

Stena

外から持ち込むことで生まれるなにかによる彼女の繋がりを提示している。自然の中の一部を家へと。Sternaは天然ソープストーンの熱機能を生かした手吹きガラスカラフェ。すべてハンドメイドで一つ一つの作品それぞれ特徴がある。

石の凹凸に乗るデキャンタ。

Valena Ammon

Valena Ammonはドイツを拠点に、セラミックの分野で特に表面、テクスチャ、触覚を意識した作品作りをするデザイナー。

Support Structure – A Functional Ornament

このThe vesselsシリーズは、3D印刷された表面の層の美しさを表現しており、粘土を使用してのファブリケーションで新しい形状を作り出せる可能性を提示している。構造を支えるのに必要とした一部のスラントは折りたたむことなく印刷できなかったが、プロジェクトを通して構造、形のウィークポイントを研究することでプリント不可能であったオブジェクトを可能に変化させてきた。

表面のうねりが装飾となる3Dプリンティングによる壺。

Bosco Verticle

Bosco VerticleBoeri Studioによるランドマーク的なアパートまたはコンドミニアム。

Parco Biblioteca degli Alberiという大きな公園の側に立っており、住宅地域やオフィスエリアが混在しており、晴れた昼は穏やかな時間が流れすごく魅力的な雰囲気でした。

Bosco Verticle

BAM/Parco Biblioteca degli Alberi (Library of Trees Park)

子供たちが遊べる遊具が揃うプレイグラウンドやドッグエリア、木の寝椅子が並ぶリラクゼーションエリアなど芝が綺麗に張り巡らされた広い公園となっている。訪れる人々に安らぎと楽しみを与える温かいランドスケープデザインと都市景観でした。

https://bam.milano.it/mappa/

Smile Bench

3Dプリンティングを使ったプロダクションを行うCaracol、デザイナーのLuca PinottiPietro Bonuによるコラボレーションプロジェクト。

Smile Benchは距離を縮めて、私たちの独自性に近づき、対峙し、共有するために包摂性のテーマの反省から生まれたプロジェクト。 このベンチは一緒に座るだけでなく、周りにいる人々のエネルギーも感じる場所となっている。

Cafe Gorilla

この日のランチはIsola porta nuovaにあるフレンドリーな空間、ビストロバーで食べた。イタリアンなプレートメニューが豊富でワインの種類も豊富に取り揃えているよう。

BAMの公園側にあって雰囲気が開放的且つ活気あふれる場所だった。

*使用したカメラ機材*

FUJIARCHIVES

カナダでインテリアデザインを勉強中の学生。グラフィックデザイン、3DCG、Photo Zineなど制作。

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