Isola Design Gallery
個人デザイナーやデザインスタジオによるハンドメイドやハンドクラフト、3Dプリンティングなどの様々な手法を用いて作られた家具、アート、プロダクトなどを展示するギャラリー。
このギャラリースペースはデザインコレクターや愛好家、スカウトが新たな形、型破りな材質、挑戦的なデザイン、カスタムメイドな家具などを求めて集まるIsola地区近郊での中心地となっている。
![](http://text.fujiarchives.com/wp-content/uploads/2022/06/Isola-Gallery_12-scaled.jpg)
今回の展示に参加しているデザイナーやスタジオの名簿は下記のリンクに。
https://isola.design/event?eventGK=RMX2AMAG&adminGiris=0&external=
ここからはIsola Design Galleryの展示で自分が注目したものをピックアップして紹介します。
新工芸舎/Shinkogeisya
新工芸舎は京都に拠点を置くデジタルファブリケーションである3Dプリンティングの技術とプラスティック樹脂を材料に使ったプロダクト制作をおこなうデザインスタジオ。
今回の展示に並ぶのは主なプロダクトシリーズである“tilde”と”nosemono”。
![](http://text.fujiarchives.com/wp-content/uploads/2022/06/Isola-Gallery_01-scaled.jpg)
tilde
熱溶解式3Dプリンタによって作られるプロダクトシリーズ。編むように樹脂を溶かして重ね合わせることでプロダクトを作り上げる特殊技法を採用している。
![](http://text.fujiarchives.com/wp-content/uploads/2022/06/Isola-Gallery_03-scaled.jpg)
![](http://text.fujiarchives.com/wp-content/uploads/2022/06/Isola-Gallery_02-scaled.jpg)
![](http://text.fujiarchives.com/wp-content/uploads/2022/06/Isola-Gallery_04-scaled.jpg)
nosemono
自然物を台座に使い、その上に台座の自然物を3Dスキャンして作り出した道具をのっける”nosemono”シリーズ。自然を規格化した姿に変えてしまうのではなく、人工物の方から自然に寄り添い見立てるような考え方で構成(nosemonoの公式説明より)。
![](http://text.fujiarchives.com/wp-content/uploads/2022/06/Isola-Gallery_05-scaled.jpg)
Object Density
オランダのアイントホーフェンを拠点に活動するデザインスタジオ。Object Densityは、持続可能性とコミュニティの価値を伝えるためリサーチと文化的ナラティブの上に成り立つ芸術的なオブジェを作成している。廃棄物を利用して意識的なプロセスとある文脈からマテリアルを抜き取ることで新たに価値を作り出す。
The lens Luminaire collection
![](http://text.fujiarchives.com/wp-content/uploads/2022/06/Isola-Gallery_09-scaled.jpg)
https://www.objectdensity.com/lens-luminaire
Cecilia Yoko Emy
Ceiliaはニューヨークのブルックリンを拠点とするアーティスト、家具デザイナー。彼女の作る作品は、必ずしもファンクショナルな家具ではなく、明色と大きな形にインスパイアされたアート又は彫刻のような特徴を持っている。
Tri-color Chair
Tri-color Chairはニューヨークの地下鉄にある黄色い錠剤の形をしたポールから着想を得た作品となっている。
![](http://text.fujiarchives.com/wp-content/uploads/2022/06/Isola-Gallery_08-scaled.jpg)
Juliana Maurer
Juliana Maurerはベルリンのアーティスト、デザイナー。作品の主人公と導き手になる材料に常に主眼をおいて、コントロールの可能性と不可能性を混ぜ合わせることで生まれる予測不能な結果を求める手法を取っている。
Stena
外から持ち込むことで生まれるなにかによる彼女の繋がりを提示している。自然の中の一部を家へと。Sternaは天然ソープストーンの熱機能を生かした手吹きガラスカラフェ。すべてハンドメイドで一つ一つの作品それぞれ特徴がある。
![](http://text.fujiarchives.com/wp-content/uploads/2022/06/Isola-Gallery_10-1-scaled.jpg)
Valena Ammon
Valena Ammonはドイツを拠点に、セラミックの分野で特に表面、テクスチャ、触覚を意識した作品作りをするデザイナー。
Support Structure – A Functional Ornament
このThe vesselsシリーズは、3D印刷された表面の層の美しさを表現しており、粘土を使用してのファブリケーションで新しい形状を作り出せる可能性を提示している。構造を支えるのに必要とした一部のスラントは折りたたむことなく印刷できなかったが、プロジェクトを通して構造、形のウィークポイントを研究することでプリント不可能であったオブジェクトを可能に変化させてきた。
![](http://text.fujiarchives.com/wp-content/uploads/2022/06/Isola-Gallery_07-scaled.jpg)
Bosco Verticle
Bosco VerticleはBoeri Studioによるランドマーク的なアパートまたはコンドミニアム。
Parco Biblioteca degli Alberiという大きな公園の側に立っており、住宅地域やオフィスエリアが混在しており、晴れた昼は穏やかな時間が流れすごく魅力的な雰囲気でした。
![](http://text.fujiarchives.com/wp-content/uploads/2022/06/Bosco-Verticle_01-scaled.jpg)
BAM/Parco Biblioteca degli Alberi (Library of Trees Park)
子供たちが遊べる遊具が揃うプレイグラウンドやドッグエリア、木の寝椅子が並ぶリラクゼーションエリアなど芝が綺麗に張り巡らされた広い公園となっている。訪れる人々に安らぎと楽しみを与える温かいランドスケープデザインと都市景観でした。
Smile Bench
3Dプリンティングを使ったプロダクションを行うCaracol、デザイナーのLuca PinottiとPietro Bonuによるコラボレーションプロジェクト。
Smile Benchは距離を縮めて、私たちの独自性に近づき、対峙し、共有するために包摂性のテーマの反省から生まれたプロジェクト。 このベンチは一緒に座るだけでなく、周りにいる人々のエネルギーも感じる場所となっている。
Cafe Gorilla
この日のランチはIsola porta nuovaにあるフレンドリーな空間、ビストロバーで食べた。イタリアンなプレートメニューが豊富でワインの種類も豊富に取り揃えているよう。
![](http://text.fujiarchives.com/wp-content/uploads/2022/06/Arbegli-Park_06-1-scaled.jpg)