FUJIARCHIVES BLOG

Table of Contents

Gear

ボディ: Sony α7 III ILCE-7M3

レンズ: Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical

内部設定

ファイル形式: RAW

ISO感度: オート(400-3200)

WB: オート

クリエイティブスタイル: スタンダード

撮影ロケーション

西芳寺苔寺

世界文化遺産“古都京都の文化財”にも構成される臨済宗の禅寺で、その庭園は“庭の国宝”国の特別名勝に指定されている。南北朝時代〜室町時代を代表する禅僧・夢窓疎石による作庭と伝わっている。苔寺の参拝には事前申し込みが必要。豊かな苔の美しさが庭園を回遊しながら楽しめる。

御嶽渓谷

奥多摩手前にある渓谷。多摩川を挟んで両側には遊歩道が整備されており、四季折々の山景色や渓谷美が楽しめる。JR御嶽駅が最寄り。駅の側には玉堂美術館の枯山水庭園、閉館した旅館河鹿園が有形文化財として美術館になってり今でも中の宿泊部屋やお風呂を見ることができる。

MACRO APO-LANTHAR 65mmの強みと特徴

大口径マクロレンズ

最短31cmでの近接撮影から無限遠での撮影まで高い解像力を有している。

アポクロマート設計

光の三原色RGBのそれぞれ異なる波長に起因する軸上色収差を徹底的に抑えることで、高い次元での色再現度が得られる。

優秀な画像品質

豊麗なボケとシャープな結像性能を有し、最短撮影距離での撮影はもちろん、遠景での撮影まで優秀な解像力を持つ。

APO-LANTHARの出自↓

APO-LANTHARの誕生の歴史

電子接点付きのE-MOUNT

α7シリーズのボディに装着してフォーカスリングを回すと、ファインダー像が拡大表示され、ピント合わせが可能。もちろんEXIFデータを記録してくれる。

手触りとデザイン

フルメタリックなヘリコイドとスムーズながらも適度にクリック感のある絞りリングの操作感がたまらない。フォーカスリングを回したときのちょうど良い抵抗感が助かる。実物を手に取ると重厚感に驚くが、性能の高さに納得できる描写をしてくれる。

作例

Steps to the Moss Garden

Mitake Visionary

総括

ピントを合わせて描写したい被写体を邪魔しない前ボケと後ボケのなめらかな表現が素晴らしい。f8くらいまで絞ってしまえば文句の付け所のない、画角すべてを高解像する望遠レンズへと様変わりする。ハーフマクロの名の通り、フォーカスリングを目一杯回して、最短撮影距離の31mmまで寄ってしまえば苔の質感やシャープな輪郭を豊かに切り取ってくれる。このレンズを使っていると自分の撮影技術が上手くなったと錯覚してしまうほどに、フルサイズミラーを活かした器の広い階調表現に酔いしれてしまう。レンズ自体の重量感があるものの、スナップ用途に持ち運べる限界は超えていないといった感想をもった。RAW現像で落とし込まずとも撮ったときの空気感そのままで現像しても何ら問題ない表現力におののいてしまった。大抵のスナップシューターが常日頃慣れ親しんだ35mmや50mmとは違って、撮りたい景色や物の輪郭を削ぎ落としながら掴んでいく作業に新しい楽しみを覚えることができる一本だ。

Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical (E-mount)

Sony α7 III ILCE-7M3

FUJIARCHIVES

カナダでインテリアデザインを勉強中の学生。グラフィックデザイン、3DCG、Photo Zineなど制作。

PROFILE
RECENT POST
FEATURED POSTS
Twitter
Tumblr
Facebook
Pinterest

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ランダム記事
写真タグポスト
JA